演劇部
【演劇部】春季高校演劇祭、終了しました!
4月25日、春季高校演劇祭にて、飛塚周・逗子開成高校演劇部作「ケチャップ・オブ・ザ・デッド」を公演いたしました。
観客の皆様の心に響く舞台を目指して、公演までの数日間、劇中の緩急の差を磨くために工夫を重ねてまいりました。当日は、その努力の成果が実った公演となりました。終始ノリと勢いで動く愛すべき大学生三人とゾンビによるドタバタコメディを勢いよく演じ、会場に何度も笑いの渦を生みました。一方、登場人物たちが人生の苦しみに触れる場面、会場は緊張感と静寂に包まれました。「生きるとはどういうことか」「生と死の境界はどこにあるのか」という、稽古の中で真摯に向き合い続けた問を、観客の皆様にしっかりとお届けできたと思います。
また、音響・照明で重ねてきた試行錯誤の成果も存分に発揮されました。疾走感溢れる明るい音楽は、舞台全体の空気を盛り上げました。照明は、光が創り出す影にこだわり、非日常の何かに触れるおどろおどろしさ・不安感を演出しました。
本公演は、脚本決め・目標設定・稽古・演出を生徒主導で行いました。やりたいことを自ら決め、目標設定をし、目標に向けて自分の力で走った経験は、今後の自信に繋がるはずです。三年生は本公演をもって引退となりますが、これからもそれぞれの場所で、自ら決めた目標に向かって自ら走ることを楽しみ続ける日々を送ることを願っています。
ご多用中ご足労くださった皆様、温かい応援・ご声援をくださった皆様、本公演に向け様々なお力添えをくださった皆様、誠にありがとうございました。