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科学部 活動報告

科学部

【科学部】『JICA青年海外協力隊の活動』について聞きました

 8月24日(月)に、JICA青年海外協力隊の短期派遣から帰還したばかりの本校科学部顧問の寺本先生から、配属先である南アフリカの活動について話を伺いました。その様子を、今回は科学部員2年生の渡辺が報告します。

 JICA青年海外協力隊は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する国際協力ボランティア制度です。今年は埼玉県の高等学校の3名の先生が、7月22日~8月23日の1か月間、南アフリカのリンポポ州にあるヴワニ科学資源センターに派遣されました。

 現地の施設には、所員とインターン数名が在籍しており、地域の学校に理科教育を届けるため、実際に学校に訪れて物理、化学、生物の実験を生徒の前で実演するそうです。先生から、現地で行った実験だけでなく、現場で発生した問題や改善策などについて話を伺いました。

 先生は、科学実験としてヨウ素時計反応、メタノールの二液分離、光で色が変わるメチレンブルーの実験を行いました。大量に備わっていて偏りがある試薬を使うこと、環境に悪影響が出ない(廃液の出ない)実験をコンセプトとして選んだそうです。

 南アフリカでは、国で作られた国定マニュアルをもとに実験を行います。しかし、詳細な手順についての記載がなく、同じ実験でも学校によって手順書に記載されている薬品が異なっている場合や手順書自体に誤りがある場合もあったそうです。他にも、実験器具が十分に足りておらず、演示中の実験を遠目から見るだけになってしまう生徒が出ていたことなどのアフリカの教育現場における様々な問題点を聞くことができました。

  活動報告の後は、露店や青空市場で購入した伝統的な手法で作られた石鹸やダチョウの卵を利用した置物、アフリカで使われているランド紙幣の実物などを見せていただきました。日本では見られないものが多く、大変興味深く拝見しました。

【科学部】「ご縁のおうち」で夏の実験教室を開催しました

 8月19日(水)、地域の子育て支援施設「ご縁のおうち」にて、子どもたちに向けた実験教室を開催しました。「虹色チョコレートづくり」と「偽リンゴジャムづくり」の二つの実験を行いました。今回は科学部員2年生の澤田が報告します。

 『虹色チョコレートづくり』では、回折格子シートを用いて、光の干渉によって虹色(構造色)に見えるチョコレートを作りました。溶かしたブラックチョコレートを回折格子シートの上に乗せて固めると、シートに触れていた部分のチョコレートが虹色に輝いて見えます。回折格子シートの表面には微細な溝があり、光があたると分光して虹のように見えるのです。その溝をチョコレートにも作ることで、虹色に見えるという仕組みです。子どもたちは、完成したチョコレートが発する美しい虹色に目を輝かせていました。作ったチョコレートは、アイスの上に乗せてみんなで食べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『偽リンゴジャムづくり』では、本物のりんごを使わないけれど、味も見た目も本物そっくりなリンゴジャムを作りました。お湯に砂糖とりんごの酸味成分であるクリームタータを加えて溶かし、シナモンとクラッカーを加えて加熱すると、まるで本物のリンゴジャムのような見た目、食感に変化します。子どもたちは、加熱する前と後でのジャムの変化にとても驚いていました。また、作ったジャムを使ってミニりんごパイを作って食べました。「本物そっくりでおいしい」と喜んでもらえ、嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の活動を通じて、子どもたちに科学の面白さを伝える難しさと伝える楽しさを学ぶことができました。今回協力してくださった「ご縁のおうち」の皆様、貴重な体験をありがとうございました。

【科学部】東京理科大学に行ってきました

 夏休み中の7月31(金)、科学部は東京理科大学の神楽坂キャンパスを訪問しました。目的は、構内の見学と実験を行うためです。その様子を1年生部員の長澤が報告いたします。

 まず、東京理科大学講師の鈴木崇広先生に大学の概要をご説明いただきました。充実した環境と教育活動への取り組みについて、なかでも実力主義という言葉が印象的でした。その後、井上・鈴木研究室に所属している大学生、大学院生の方々による実験を2つ行いました。実験のテーマは「試薬や飲料が褐色びんに入れられているのはなぜか」というものです。1つ目の実験では、分光器を用いて太陽光を分光し、色の仕組みを学びました。光と色が密接に関係していることがわかりました。2つ目の実験では、ブラックライトによるメチレンブルーの酸化還元反応を通じて、褐色びんの特性を学びました。褐色びんはブラックライトにも含まれる紫外線を吸収することで、紫外線による内容物への影響を防いでいることがわかりました。

 実験後、学生の方々と懇談を行いました。私たちの素朴な疑問にも丁寧にお答えいただき、実際の大学生活の様子など、貴重なお話を伺うことができました。午後は大学構内の案内をしていただきました。精密な分析機器や研究室など、普段目にする機会のないような施設を見学することができました。また、近代科学資料館と数学体験館には興味深い展示が数多くありました。

 今回の実験では、身近な褐色びんの特性を通して光と色に関する知識を得ることができました。また、学生の方々に直接質問することで大学に対する理解が深まりました。このような機会を設けてくださった鈴木先生、井上・鈴木研究室の方々に心より感謝申し上げます。

 

 

【科学部】青少年のための科学の祭典2026全国大会に参加しました

 私たち科学部は、7月25日(土)26日(日)の2日間、東京都千代田区北の丸公園にある科学技術館で開催された2026年度「青少年のための科学の祭典」に参加しました。そこで、科学ボランティアとポスター発表を行いました。その様子を1年生部員である長谷部が報告いたします。

 まず、科学ボランティアは、越谷北高校の茂串先生が出展した「ガラスのペンダントをつくろう」というブースのスタッフとして参加しました。ガラスペンダント体験には小学生から高校生まで幅広い年齢の方が来てくださいました。体験希望者は、ガラスのペンダントについて原理や作り方など何も知らないので、わかりやすく伝える必要があり大変でした。しかし、子供たちはガラスペンダントを作ることを楽しみしていて、完成したペンダントの受け取りの際はとても喜んでくれました。科学部一同子どもたちの笑顔が見られてとても嬉しかったです。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   一方、ポスター発表のブースでは、3年生の篠原先輩と王先輩が、「香りも化けるアミン信号反応」について口頭発表を行いました。この研究内容は、医薬品合成に必要な第一級アミンの安全な酸化法です。3年生は今回の発表をもって、科学部から引退となります。先輩たちは、最後まで私たちの目標となれるような姿を見せてくださいました。 

 1、2年生は、先輩の研究についてのポスター発表も行いました。相手が理解できるようにわかりやすく説明することがとても難しかったです。

 今回の科学ボランティアやポスター発表の説明を通して、相手に合わせて伝えることの大切さを学ぶことができました。今後のポスター発表や研究活動に生かしていきたいと思います。

ご縁のお家で、玉ねぎ染めをしました。

 6月21日の日曜日に坂戸市にある地域の子育て支援施設「ご縁のおうち」で、実験教室を開催しました。「玉ねぎでハンカチを染めてみよう!」という実験に、地域の子どもたちが挑戦しました。今回は、科学部の1年生部員であるFがご報告します。
 実験で、玉ねぎで染めたハンカチを二枚作りました。作り方は、次の通りです。まず、ハンカチでビー玉を包み、輪ゴムでしばった後、ミョウバン溶液に3分間入れます。次に、取り出したハンカチと玉ねぎの皮の抽出液をジップロックの中に入れて5分間もみます。一枚は、たたき染めで葉っぱの模様をつけました。もう一枚は、ペンで絵を書きました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子どもたちが、自分なりの発想で葉っぱを置いたり絵を書いたりして楽しんでいる様子を見ることができて、嬉しかったです。

 今回の実験教室を通して、子どもたちに科学の楽しさを伝える貴重な経験ができました。科学部部員も子どもたちの会話から普段気が付かない学びを得ることもできました。今回、協力してくださった地域の子育て支援施設「ご縁のお家」の皆様、ありがとうございました。

科学部 紹介

○活動内容:科学一般についての研究に取り組んでいます。
 ・研究テーマに沿った実験実習
 ・文化祭等の科学イベントに向けた実験や工作。
 ・大学のイベントやセミナー、発表会への参加。
○活動日&時間:平日午後16-18時
○最近の活動
 ①身近な素材を使った実験の動画編集
 ②情報収集と発信活動
○具体的取組テーマ
 ①坂戸高校の花『紅花(ベニバナ)』の栽培とその色素についての研究
 ②グルコース型燃料電池の開発
 ③生分解性プラスティック素材の開発
 ④ガラスアクセサリーの開発
 ⑤塩水振動の研究
 ⑥過冷却現象の研究
 ⑦ヒノキからショウノウ成分を抽出する研究
 ⑧表面張力の研究
 ⑨トンボ玉製作
 ⑩卵殻膜と浸透圧の研究   その他   

<参考画像>
 
      卵殻膜と浸透圧    尿素によるケミカルフラワー

 
      表面張力と墨流し          トンボ玉製作

 
逆さまシャボン:アンチバブル 人工イクラ大量製造法開発

○坂高文化祭「やなぎ祭」での実演や製作レポート
 
 
 文化祭の科学部展示会場の様子。今年もたくさんのお客さんが見えました。

○その他の活動報告

  • SPPポスターセッション『酵母によるアルコール発酵の実験』に2名参加しました。  
  • 発光アクセサリー:部員の技術開発によりバージョンアップしました。蓄光剤としてより強力なグリーン剤を使用。物体の型どり法にも成功。   
  • 科学部生徒の作品が理工系大学テキストの記事になりました。墨流しの画像が理工系『物理入門(学術出版)』に掲載されました。