ギター部 活動報告

ギター部

【ギター部】練習再開&独奏の秋

文化祭後から一週間の完全休養を取っていましたが、いよいよ練習再開です。

 

とはいえ、ギターを弾きたくて弾きたくて禁断症状が出てしまうギター大好きっ子たちのために、9月9日~11日は一時間程度の任意参加個人練習にしていましたので、人によっては一足先に解禁済みでした。

 

さて、秋以降の大まかなスケジュールは「11月の高音祭」「1月の選考会」、そして冬になったら「次年度の定期演奏会に向けての練習」くらいです。

高音祭は、評価が付く「コンクール」ではなく、いろんな部活で楽しむ「発表会」の側面が強いので、それほどプレッシャーもなく、比較的落ち着いた時間が過ごせます。秋に開催されている各種ギターコンクールに出場するという選択肢もないわけではないのですが、それだと年間スケジュールがキツキツになってしまい部員の負担も大きいので、少しゆとりある計画を立てています。

 

ということで、これからは「独奏の秋」に入ってきます。この取り組みも4年目になりました。昨年受けた現代ギターさんの取材記事を読んで初めて知りましたが、組織的に独奏を活動内容として取り入れているのは珍しいようです。

そもそもクラシックギターは本来独奏楽器です。大人数で力を合わせるからこその壮大さを持つ大人数合奏も、互いに息を合わせながら演奏する少人数重奏も魅力的ですが、いつでもどこでも一人だけで即座に完成品の音楽を奏でられる独奏が私は一番好きです。(尤も、私はアコギの独奏出身なのでクラシック曲はほとんどレパートリーにありませんが。)

何よりも、友人や親戚に「ギター部に入っている」と言ったときに高確率で訪れる「じゃあなんか弾いてみせて」の一言をピンチではなくチャンスに変えられます。

特に今年の定期演奏会で、独奏の魅力に取りつかれ、難しい有名クラシック曲を高いクオリティで堂々と演奏してくれた3年生が3人もいたことが私にとっては誇りです。良い流れをぜひ今後も続けていきたいです。

 

今年は2年生が気を利かせて、1年生と2年生でペアを組ませ、困ったことがあっても頼りやすい環境を整えてくれました。

2年生ももちろん独奏は昨年の1回経験しただけですが、1年生にとってはそもそも本当に右も左もわからない状況です。特に、「どれくらいの難易度の曲が適切なのか」「合奏の時と弾き方は同じでいいのか」など、そもそもの演奏以前の高い壁があるので、2年生には、自分が苦しんだ昨年の経験を後輩のために生かしてあげてほしいです。

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【ギター部】文化祭

文化祭本番です!最近は頻発するゲリラ雷雨もあり色々な心配はありましたが、無事に開催できてよかったです!

 

体育館の音響問題は(一応)クリアできたので、あとは本番でちゃんと弾くだけです。しかし練習時間不足もあり、その「本番でちゃんと弾く」のハードルが高止まりしています。みんな本番前の最後の一秒まで詰め込みます。

 

朝から準備やらで忙しく、また体育館もうだるような蒸し暑さだったので、演奏前からぐったりですが、せっかく聞きに来てくださったお客さんに笑顔といい演奏をお届けしましょう。

 

本番は何とか大きな事件もなく終えることができました。部員のご家族や友人に、夏のコンクールを経て成長した姿を見せられて私もホッとしています。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

 

〈曲目〉

 ①マゼランの未知なる大陸への挑戦/樽屋雅徳(夏コンクール出場曲)

 ②StaRt/Mrs.GREENAPPLE

 ③花に亡霊/ヨルシカ

 ④ワタリドリ/[Alexandros](アンコール)

 

5月に定期演奏会を終え、そこから基礎練習や初心者指導、夏のコンクール、文化祭と突っ走ってきました。特に8月からは休みもかなり少なく練習を重ねてきたところなので、ここで坂高ギター部は一旦暫くのお休みをします。丸々一週間くらい活動を完全に休止しますので、部員にはしっかり休息を取り、心身ともに休めてまた再会したいです。

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【ギター部】文化祭リハーサル

明日は文化祭本番です!本日はリハーサルを行いました。

 

毎年のことですが、夏のコンクールが8月末にあり、それまでずっとコンクール一色で練習を重ねてきたので文化祭の練習時間が全く足りません。それでも、部員にとって文化祭は一般のお客さんや同級生にギター演奏を聞いてもらえる数少ない機会。急ピッチで練習を進めます。……今年は本当にまずいですが。

 

文化祭本番は体育館での発表ですが、残念ながらクラシックギターは室内楽器。ちゃんと音響が整ったホールのステージや、教室くらいのサイズの部屋で弾かないと実力が発揮しきれません。どうも「ギター」という響きだけ聞くとロックバンドのライブのような大音量を想像してしまうのですが、「広い体育館」「残暑に伴うセミの鳴き声」「暑さ対策の業務用扇風機」「多数の観客による吸音」が揃う体育館の発表はギター部にとって一番のアウェイとも言えます。(そのこともあり、できれば来年は体育館じゃなくてどこか教室を取ってそこで複数回公演をしたいなぁと夢想してるところです。)

ということで、本番は機械の力を全力で借ります。音響担当の放送委員会さんと連携しながら、マイクで音を拾ってもらい、その音色をお客さんにはお届けします。

しかしここでも壁が。放送委員会さんの持っているマイクの本数は4本。マイクにも色々な性能や色々な種類があるのですが、一般的なマイクの性能ではかなりギターに近づけて誰か一人の音を拾うのが精いっぱいです。となると、できればパート数と同じだけのマイクが欲しい。曲にもよりますが、坂高ギター部は概ね7パート。うーん、足りません。

例年の文化祭では「まぁしょうがないか」で諦めていたのですが、今年はせっかくということで、自前のマイクを3セット購入し、全てのパートを拾えるようにしてみました。直前に対応してくれた放送委員会さんに感謝です。

 

さて、リハーサルでマイク7本態勢を試してみた結果ですが……まぁ許容範囲でしょうか。少なくとも全てのパートがちゃんと聞こえるようにはなったので、これで本番に臨みたいと思います。

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【ギター部】全国学校ギター合奏コンクール2024

いよいよコンクール本番です。一年生にとっては人前で初めてギターを演奏するデビュー戦でもあります。

 

会場は神奈川県横浜市のみなとみらいホール、客席数2000席超えの巨大ホールです。受付開始が10時過ぎだったので、9時50分にみなとみらい駅に集合しました。今年の自由曲はティンパニやコントラバス(ウッドベース)などの巨大楽器を使わないのでトラックでの搬入はせず、各自が手持ちで埼玉から神奈川までギターを運ぶことになりました。集合後に積み下ろしで慌てなくて済みます。

電車だけで2時間かかる長旅なので、来るだけで一仕事終えた気分になります。(私は1時間早く到着し、集合場所前のカフェで朝食を食べながら待っていましたが、他校は30~50分くらい前に集合しているようでした。そんなに早く集合して疲れないんですかね。)

 

無事に駅に全員集合し、受付を通って楽器置き場と客席まで案内されます。昨年に引き続きのホールですが、今年割り当てられた席はなんとステージの後ろ側。「演奏者の手元が見たいなぁ」「音はこっちまで響くのかなぁ」というのが正直な感想ですが、その分普段見られない指揮者の表情やらが見られます。指揮者の部員にとっては貴重な機会です。

 

10時半ごろに開会式が始まり、いよいよコンクール開始ですが、15時過ぎの自分たちの出番までまだ5時間以上あります。集中力をずっと保つのは厳しいのでほどほどにロビーで休息を挟みながら出番を待ちます。

 

近づいてきた出番に緊張しつつリラックスしつつ、お昼をいただきます。こういうときに手作りのお弁当だと気持ちも落ち着きます。保護者の方のサポートに感謝。

 

いよいよ出番が近くなりました。集合し、ギターや道具を準備してリハーサル室に向かいます。

 

リハーサルは時間が限られているので、事前に決めておいた手順の通りに迅速に進めます。しかしどうも(特に一年生が)緊張しているようで、普段より演奏が走ること走ること……。大丈夫だろうか……。

 

リハーサル室の次は調弦室に移ります……が、ここで衝撃のトラブル発生。

「先生、アルチェンの弦が切れました……。」

本番20分前にして、アルトチェンバロギターという、ほそーい金属弦を使う楽器の一番細い1弦が切れてしまうトラブル発生。しかも、アルチェンの1弦は元々切れやすかったこともあり、直前の弦交換で何本か切ってしまっており、予備弦のストックもない状況。かなりマズいです。

 

しかしここで救いの手が差し伸べられます。案内を担当してくれていたギター学校の学生さんが、コンクールを運営しているギター講師の先生へ取次いでくれ、その講師の先生が更に駆け回ってくださり、私たちの2つ前に演奏をしていた県立川越高校古典ギター部さんからアルチェンを借りてきてくださいました!埼玉県県立高校の絆に感謝!

コンクールとして競う側面もありますが、「ギターが好きな若者にベストを尽くさせてあげたい」という教育者としての温かみを強く感じました。(しかもその講師の先生の名札をよく見ると、偶然にも今回私たちが自由曲に選んだ楽曲の編曲者の先生…!大変大変お世話になります…!!)

 

色々な方の助けを借りて何とかトラブルを乗り越え、あとは実力を発揮するだけです。待機している表情は割とリラックスしているように見えましたが、舞台袖で待機している15分間のホットトピックは「手汗」でした。

 

ステージへ送り出した後はただただ部員を信じるのみ。顧問は舞台裏の画面で見守るのみです。

演奏は、リハと同様に課題曲の入りがかなり走ってしまい少し乱れはしましたが、十分及第点でしょう。むしろあれだけ緊張していたのに、この難しい曲で大きく崩れなかったことこそが練習の成果とも言えます。

 

さて、時は流れて19時過ぎの閉会式。カテゴリーB→web部門→カテゴリーAのプログラム順に、各団体の賞が発表されます。ギター部としては「目指せ金賞」「目指せ最優秀賞」とはせず、「ちゃんと実力が出し切れれば銀賞が取れるはず」としていたので、目標は「銀賞」です。

結果ですが、坂高ギター部はカテゴリーAで見事目標としていた銀賞をいただくことができました!!!緊張に負けずによく力を出し切りました!同じ埼玉県勢の大宮高校さんと川越高校さんとお揃いでの銀賞でした。(個人的な感想を言えば、演奏自体は非常にレベルが高くても演奏中の過剰な体の動きや、拍を揃えるための過剰な呼吸音が気になる神奈川県勢よりも、大宮高校さんの演奏が一番上品で揃っていて良かったと思います。どうもギター合奏界隈に蔓延るあの奇習は受け入れられません。川越高校さんはリハだったので聞けませんでした。)

 

今年のコンクールは、昨年と比較するとマンモス世代である現3年生が抜け、人数的には減ってしまいましたが、2年生が面倒見よく1年生の指導をし、1年生もその期待に応えて沢山練習をしてくれました。例年に比較しても現時点での個々人の能力は高いように感じます。この積み重ねが最終的には冬の選考会までのどれくらい大きくなるのかが、とても楽しみです。

コンクール終了後は間髪を入れずすぐ文化祭がやってきます!(全然練習できてないです!まずいです!)

自由曲の「マゼランの未知なる大陸への挑戦」は文化祭でも演奏しますので、ぜひ8/31に体育館で会いましょう!お待ちしております!

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【ギター部】コンクール前日

いよいよ明日は全国学校ギター合奏コンクール本番です。

 

当日は、朝に受付をし、他校の演奏を聞きつつ待ち、昼過ぎになってやっと自分たちの出番を迎えます。

ただ、出番の前にはリハーサル時間が設けられますが、入退室も含めて15分間しかありません。本番の演奏は課題曲3分と自由曲8分なので計11分。ウォーミングアップである基礎練習もやるとなると、全然時間が足りません。可能なら基礎練習をやり、通しで弾き、課題とするところを反復練習し、個人で練習をしという流れを経て本番を迎えたいのですが、そうもいきません。そのため、リハーサルではこの時間でこれをやるというのを事前に決めておき、その流れの通りに準備をします。

ということで、ここ数日は練習時間の最初数十分を使って当日の動きを想定した練習を行っています。集合し、ミーティングを終えたら、当日と同じように10分程度の練習時間を取り、そのまま通しで演奏をしています。

今日は本番前日ということで、特に緊張感を持って通し練習を行いました。実力がついてきたのもあり、割と安定した演奏の質を発揮できています。この調子で明日を迎え、良い結果が残せるように頑張りたいです。

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