校長だより
【校長だより】科学部 篠原さん 県教育長にISEF参加報告
7月15日(水)、普通科3年 科学部 篠原 凜音さんが、埼玉県教育委員会教育長を表敬訪問し、研究成果と米国アリゾナ州フェニックスで開催された国際学生科学技術フェアISEF2026に参加した貴重な経験について報告しました。
▲前列左から、寺本教諭、石川教育長、篠原さん
失敗が転じて発見の種に
篠原さんと科学部顧問 寺本教諭からの報告の中に、「先輩の先行研究を引き継いで試行錯誤を繰り返すうちに、失敗したと思った実験でアーモンドの香りを感じた。この気づきが生成物の特定につながり、全国、世界への道が開けた」という話がありました。石川教育長はそこに関心を示され、「失敗をただ失敗として終わらせずに、粘り強く研究して価値ある発見につなげたのは素晴らしい」と讃えてくださいました。また、「この研究にはまだ可能性があると思うので、大学でさらに発展させたい」と語る篠原さんに対して、「今回の経験を生かして、さらなる活躍を期待します」と温かい励ましの言葉をいただきました。
英語での発信力強化を
「世界の舞台に立ち、やはり英語は大事だと実感した」という篠原さんの発言を受けて、森 高校教育指導課長(写真後列左)は、「世界の大舞台で堂々と英語で研究発表してきたのは誇らしいこと。坂戸高校は科学研究も素晴らしいが、外国語科設置校でもある。その強みを生かして、これからも生徒が英語で発信する力を一層鍛えていってほしい」と、賞賛とともに本校ヘの期待も述べてくださいました。
支えに感謝
篠原さんと寺本教諭は口をそろえて周囲の支えに対する感謝を述べていました。研究の初期段階から継続してご指導くださっている東京理科大学 鈴木 崇広 助教、ISEF参加に向けて英語での発表準備も含めてご指導くださった東京大学 村田 滋 名誉教授、ISEF派遣の主体として企画・調整してくださった讀賣新聞社の皆様、通訳を担当してくださった方、県理科展で本研究を選び、全国大会へ送り出してくださった県教委はじめ本県理科教育関係者の皆様、実験設備や機器を使わせてくださった大学や高校。感謝の対象はきりがないほどです。そして、言うまでもなく、身近なところで支えてくれた科学部の先輩や仲間たち、友人、家族、本校教職員への感謝の気持ちも口にしていました。
【校長だより】本日報道発表 科学部員が 県教育長表敬訪問を行います
今年5月米国アリゾナ州フェニックスで開催された「国際学生科学技術フェアISEF 2026」に日本代表として出場した本校3年 科学部の篠原凜音さんに、文部科学大臣特別賞が授与されることとなりました。受賞に先立ち、研究の成果と世界大会での貴重な経験について、埼玉県教育委員会教育長に報告する機会を設けていただきました。大変光栄なことです。このことが、本日プレスリリースされましたのでお知らせします。
▼県公式発表のページ
「リジェネロン国際学生科学技術フェア2026」における文部科学大臣特別賞受賞による教育長表敬訪問
研究内容や大会参加の様子については、当ウェブサイトの科学部のページに投稿されています。興味ある方は、ぜひご覧ください。
【校長だより】6月の彩り(華道部作品のご紹介)
6月も華道部の皆さんから作品を届けていただきましたので紹介します。
いずれも「たてるかたち」だそうです。
▼6月8日の作品 アリウムギガンテウムとスプレー菊
縦長の花瓶で高さが強調されています。
▼「ギガ」の響きのとおり巨大なネギ坊主のような花は、接写するとこのとおり。
小さな花々が球状に密集した塊です。
▼6月15日の作品 グラジオラスとカーネーション
彩り鮮やか!
▼6月22日の作品 ニューサイラン、ガーベラ、レモンリーフ
こちらも小原流「たてるかたち」とのことなので、垂直に剣のように屹立するニューサイランの葉がメインです。
6月も、いろいろなバリエーションを楽しませていただきました。
ありがとうございました。
【校長だより】立てばシャクヤク(5月の彩り)
5月11日に華道部員が素敵な作品を届けてくれました。
▲開花する前のシャクヤクの大きなつぼみを中心に、ブプレリウムという可憐な花と、デコレーションを施したタニワタリの大ぶりの葉を配した、「たてるかたち」の作品です。
▼1週間後の5月18日には、御覧のとおりシャクヤクがゴージャスに開花しました。
「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合の花」という表現があります。
一般に、人の美しい姿と所作を形容することばとされていますが、インターネットで検索したところ、生薬の効能を表すことばでもあるとする説もあるようです。
根拠はどうかな、と調べてみたところ、小学館 精選版 日本国語大辞典によると、芍薬については「根は鎮痛・鎮静薬として煎服する」とあり、牡丹については「根皮は頭痛、関節炎、リウマチ、婦人病などの薬として煎服される」との記載がありました。気が立てば芍薬、座ってばかりで血の巡りが悪ければ牡丹、という解釈が成り立つ余地はあるようです。百合については、「鱗茎は食用ともなる」との記載はありましたが、薬効の言及は見つかりませんでした。
気になって少し調べてみると、面白いものです。
【校長だより】外国語科 グローバルセミナー冒頭あいさつ
5月26日(火)、外国語科1・2・3年生そろって、グローバルセミナーを実施しました。
「ことばの世界とグローバルな視点」と題してご講義いただいた内容は「坂高Day by Day」に詳述されています。
元々英語教師である校長として、外国語科の生徒の前では、なるべく英語を使って見せるよう心掛けています。
この日も冒頭のあいさつを英語で行いました。外国語の習得に特化した学習を重点的に行っている生徒たちに伝えたい思いを述べたものです。
Good morning, students.
Today, we are honored to welcome a distinguished guest from Tsudajuku University, Professor Goro Takuya, to our Global Seminar.
I understand that the title of today’s lecture is “The World of Language and Global Perspectives.” What a stimulating and inspiring theme! I hope today’s lecture will encourage you to think more broadly and deeply about languages.
I believe in the power of language. That is why I chose to become a teacher of English forty years ago. And you, too, believe in the power of language—that is why you are studying in the Foreign Languages Department of Sakado High School.
Language is a bridge between thought and expression. It enables us to share ideas, emotions, and experiences. Your words can inspire, comfort, and unite, but they can also divide and harm. I believe that you are the ones who will use language to build bridges, not barriers.
Listen carefully, think deeply, and ask as many questions as you can.
Let’s make this seminar a meaningful and memorable one.
Thank you.
要旨
津田塾大学から郷路拓也教授をお迎えしてグローバルセミナーを開催する。演題は「ことばの世界とグローバルな視点」。思考を刺激するテーマだ。本日の講義が、みなさんがより広く、より深く言語について考える契機となるよう願う。
私は言語の力を信じている。だからこそ40年前に英語教師になることを選んだ。みなさんもまた言語の力を信じている。だからこそ坂戸高校外国語科で学んでいる。
言語は思考と表現をつなぐ橋だ。思考、感情、経験を共有することを可能にしてくれる。みなさんの言葉は人を触発し、慰め、結びつけることができる。他方、分断させ、傷つけることもできる。皆さんが、障壁ではなくかけ橋を築くために言葉を使う人であることを信じる。
注意深く聞き、深く考え、たくさん質問してほしい。このセミナーを、有意義かつ記憶に残るものにしよう。