ギター部
【ギター部】ホール練習
コンクールまであと3日となりました。今日は本番直前のホール練習です。
ホール練習はいつも学校近くの坂戸市文化会館で行っています。二年生にとってはある程度慣れたステージ、一年生にとっては5月の定期演奏会以来となる会場ですが、当時は演奏者ではなく裏方としての参加だったため、お客さんが不在とはいえ実際のステージでの演奏はこれが初めてになります。
コントラバスや足台などの重たくて運べないものは手配したトラックに運搬してもらい、個人のギターはケースに入れて学校から歩いて向かいます。しかし不幸なことに何と朝から降雨。しかもまあまあ強め。車や自転車なら5分で着ける近さですが、歩くとなると25分くらいかかります。木材でできたクラシックギターに水気は厳禁。体は濡れてもギターは濡らすなということで、最新の注意を払って向かいました。賢い部員は専用のギターケースカバーを用意していたり、大きめのビニール袋を上下から被せて保護していました。これからはビニール袋を常にケースの中に仕込んでおくべきですね。
無事会場に到着し、急いで椅子や足台を並べたり衣装の準備をしたりして、いざ練習開始です。
……しかしどうも迫力に欠けます。とても60人いる音量ではありません。普段練習している合宿棟や会議室は周囲を壁や天井に囲まれているため、音が跳ね返ってきて自分や周りの音がよく聞こえますが、広いステージでは音は観客席の方へ抜けていくため、いつもとは聞こえ方が異なります。それに怖気づいてしまい不安感から音量が小さくなってしまったようです。曲の練習を中断し、スケール練習(ドレミファ…)を通して音量を出すことをまず意識させました。
練習も進み、最初は音量不足でありバラバラで揃っていなかった音も、途中から急に良くなりました。最後にした録音の音源を聞いても、十分及第点と言える演奏ができていたと思います。あの演奏が本番でできれば申し分ないでしょう。
実力が付いていることはわかりましたので、あとは本番でそれを発揮するだけです。本番の日はステージでのリハーサルなどはなく、本番前に音を出せるのは20分程度の別室リハーサルとチューニングだけで、落ち着く間もなく演奏が始まってしまいます。そこで重要になってくるのが練習での一番いい演奏のイメージです。今日の演奏をいいイメージの軸として頭に入れておき、それが再現できるようにすれば結果もついてくるでしょう。
【ギター部】ゲネプロ
お盆休みも終わり、練習再開です。コンクール直前であるため、ゲネプロを行いました。
ゲネプロとはドイツ語のGeneralprobeの略で、(本来ならば)本番の前日など直前に行われる、衣装や舞台、スケジュールなど本番と同様に行う通し練習のことを指します。坂高ギター部では「入退場の練習を含めた通しの練習」くらいの、いわゆる「リハーサル」くらいの感覚で使用しています。一般的な定義とは異なる用法で個人的には少し気になりますがまあいいでしょう。
入退場をするための広さの問題もあり、ちょうど合宿で使用している運動部もいなかったので、久しぶりに合宿棟に戻って行いました。
一年生にとって人前での演奏は今回のコンクールが初舞台となります。演奏はもちろんですが、入退場やギターの持ち方、礼の揃い方などでも統一感を発揮したいところです。また、少しでも演奏に集中できるよう、演奏以外での不安要素は事前に取り除いておきたいですね。
肝心の演奏は、本番直前にしては詰め切れていない要素があり、正直なところ少し心配になってしまうこともあります。残り数日、最後の練習まで少しでも演奏の質を上げていこうと思います。
【ギター部】弦交換
コンクールが近づいてきたので、全員でギターの弦を交換しました。
しかしなんという不運か、当日の朝にまさかの東武東上線が人身事故により運転見合わせ&遅延。練習の開始時間に間に合ったのは半分以下でした。本来は前半に合奏などをやり、後半の一時間半を使って弦交換をする予定でしたが、揃うまでは個人練にして揃い次第弦交換という予定に変更しました。
さて、何とか部員が揃い、いざ弦交換です。ちなみに坂高ギター部ではダダリオ社のプロアルテ(ノーマルテンション)という弦を使用しています。クセやばらつきがなく安心安定のド定番です。
交換のやり方や注意点をまとめてプリントにしていますが、弦の結び方や細かい注意点は紙だけでは伝わりにくいものです。一年生は当然初めての弦交換で、それを指導できる二年生は人数が少ないため、苦労が予想されました。特に1~3弦に使われているナイロン弦(釣り糸のような素材の弦)は滑りやすく、巻き方を間違えるとチューニングや演奏中に外れてしまいます。口頭での説明が難しいので手取り足取り教えてあげていました。
予定通り一時間半くらいかかりましたが、何とか全員交換完了、あとはひたすらチューニングが安定するまで弾き込む作業になります。大体毎年現れる「サドルやナット(弦とボディやネックとの間に挟んであるパーツ)をなくす人」「3弦を1弦のペグに巻いてしまう人」「4弦をチューニングしているつもりが5弦のペグを巻き上げて、『音が変わらないなぁ』と思いながら弦を切ってしまう人」は現れませんでした。人数が多いのに優秀ですね。
明日からはしばらくお盆休みに入り、練習も中断します。ギター練習の上達の道は「目的意識を持つこと」「継続すること」に尽きると思います。お盆期間にどれだけ自主練習をするか、自宅で演奏できる環境にない人はどれだけ楽曲分析を進めるかで差が開くでしょう。
「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし(いわゆる『男子三日会わざれば…』のことですね)」とも言います。「坂高ギター部お盆会わざれば刮目すべし」となることを期待しています。
【ギター部】体験入部は実施いたしません
標題の通りです。
何件かお問い合わせのお電話をいただいておりますが、8月6日、7日に実施される部活動体験会についてギター部は実施いたしません。
新型コロナウイルス感染症の感染者数増大に関わらず、活動で使用しているギターは部員個人の持ち物であり一本数万円する高額かつ大切なものですので、万が一のリスクを考え(今回に限らず)基本的に部活動体験は実施しておりません。
一方で、部活動の見学や質問に関しましては随時受け付けております。夏休みに限らず、顧問の関根までお気軽にお問い合わせください。
【ギター部】水遊び
夏到来です。ギター部伝統行事の季節がやってきました。
ギター部には、夏休みに各自が水鉄砲やらの道具を持ち寄って近所の大きな公園に行き、ひたすら水を掛け合うという伝統行事があります。その名も「水遊び」。何度聞いても安直なネーミングです。
当日は猛暑日で体調面の心配もありましたが、日陰を上手く活用しながら楽しんでいました。こういうときに平然と一線を越えて先輩の頭からバケツで水を掛ける後輩がいると、掛け合いが一気に加速しますね。
打ち水効果なのか、心配していた暑さも気温ほど高くは感じませんでした。顧問は濡れるのを回避しましたが、びしょびしょになった部員たちはもっと涼しかったようです。各自着替えは持ってきていましたが、恐らく楽しさのあまり想定以上にびしょ濡れになっていたようです。後先考えず目の前のことに全力を注げるのが若者のいいところですね。
コロナ禍もありコンクールに向けた夏合宿も実施できないため、こういったギター部年中行事を通して季節を感じていきましょう。これだけ水を掛け合ったのなら音楽でもパートごとの掛け合いが上手くなるはず。きっとこの経験も演奏にフィードバックされることでしょう。(大分無理やりですかね。)