ギター部 活動報告

ギター部

【ギター部】引っ越し

夏休みに入り、運動部の合宿が始まるため引っ越し作業です。

 

ギター部が普段活動している合宿棟は、その名の通り本来は合宿を行う部活が宿泊するための場所です。

長期休業に入り、運動部の合宿が始まるため引っ越し作業を進めます。夏休み中の練習場所としては職員室の横にある会議室をお借りします。

 

今年度は一年生と二年生の人数比率が大きく異なり、なおかつ一年生は初めての引っ越し作業なので、何をどこに動かしたらいいか判断し指示を出す頭脳労働は二年生が、実際にモノを運んだりする肉体労働は一年生が、という役割分担で作業を進めました。

…のはずですが、どうにも“先輩慣れ”していない二年生が自ら作業をしてしまうので、何をしていいかわからない一年生のためにもちゃんと指示を出すように指導をしました。こういう作業からも社会に出た時の役割分担の重要性を学びましょう。

さて、引っ越し作業も無事終わり…

Before

 

After

 

なんということでしょう、無機質な会議室がすてきな合奏場所へと変身を遂げました。

合宿棟に比べたらどうしても狭くなってしまうので、個人のギターケースは毎回倉庫から出し入れをすることにしましたが、なんとか66人が収まりました。

校舎内へと移動し普段より距離が近くなる分、不協和音を出してしまい先生方のお仕事や夏休み中の補講、他の部活動の迷惑にならないよういいハーモニーを奏でたいと思います。

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【ギター部】指揮での練習、はじめました

コンクールの音源提出に向けて、メトロノームでの合奏から指揮での合奏に移りました。

 

本番で指揮を振る指揮者の部員が体調不良により数日間欠席してしまうため、代理でもう一人の指揮者が振りました。とはいえ、そもそも自分が担当する曲ではないため楽曲分析もしておらず、且つ他人の癖が演奏に入ってしまうと元に戻ったときにやりにくくなってしまうので、曲想やら強弱やらはあまり考えずにテンポキープ係に終始してもらいました。

 

メトロノームに合わせての合奏の場合、耳でテンポが確認できるためどうしても初心者は手元を見てしまい、それで弾けたつもりになってしまうことが多いのですが、それでは指揮者が振りを通して演奏中に出す指示が受け取れません。

6弦から順にEADGBEというギターの調弦はよく考えられており、多くのフレーズは4~5フレット間の、手を動かさなくていい狭い範囲だけで演奏できます。手元を視覚で見るのではなく、触覚で見れるようにし、その分視覚のは指揮者や周りの演奏者との無言のコミュニケーションに役立てましょう。

基礎練習を真面目にやってきたおかげか、多くの一年生が顔を上げて演奏できていましたね。

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【ギター部】65人での初合奏

39代になって初めて全員で(ちょっとだけ)合奏をしました。

 

コンクールへの音源提出に向けてスケジュールを組み練習を進めています。今までは基礎練習やパート練習をしていましたが、あくまでそれは個人での練習であったり同じ音を奏でる同じパートメンバーでの合わせでした。音楽の三要素でいうハーモニーがない状態ですね。

もちろん一年生はまだまだ合奏どころではなく手元を見てしまいますし運指もたどたどしいですが、一通りの音取りはできたので、曲を分割しながらメトロノームに合わせて合奏をしてみました。

 

 

二年生の技術力と、一年生のこれまでの努力と、何より大所帯になったことによる数の暴力もあり、音圧がすごい!!!演奏としての質はまだ低いにも関わらず思わず鳥肌が立ちました!!!演奏していた部員も同じだったようです!

 

私はどちらかと言えば独奏が好きであり、独奏には独奏のよさがありますが、みんなで一つの曲を作り上げていく合奏は曲が出来上がったときに特別な感慨深さが生まれます。一年生の中には、自分が弾けないフレーズを周りの友人が簡単そうに弾いていて焦りを感じる人もいたとは思いますが、そこは練習の質と量でしっかり埋めてもらい、何より「合奏って楽しい」と感じてほしいと思います。

 

 

(合奏後の休憩時間の一コマです。ギター部の伝統芸(?)ですが、なぜこの人たちは休憩時間に休憩しないんでしょうね。)

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【ギター部】練習再開

期末考査が終了し、本日から練習再開です。

 

今年度はここ数年出場していなかった8月のコンクールに出場をします。8/21が本選ですが、会場で演奏するためにはまず音源審査の予選を通過する必要があります。その提出〆切が7月末なので、急ピッチで合奏を作り上げなければいけません。

当然、一年生は初めてのコンクールになりますし、そもそも曲を合奏するのもこれが初めてです。というかギターを初めて触ったのが三か月前の部員が大多数の状況です。逆に言えばやればやるだけ成長する伸び盛りの時期に、コンクールという適度なプレッシャーと明確な目標があるのはいいことですね。コロナ禍ではなかなか聞けない他校の演奏もいい刺激になりそうです。

7月末に音源提出、8月末に(予選が突破できれば)本選、9月頭には文化祭とここから忙しい夏が始まります。楽しんでやり遂げましょう。(どうしても休みが少なくなりがちなので、文化祭が終わったら少しまとまった休みを取りたいですね。)

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【ギター部】引退式

5月の定期演奏会で引退した3年生ですが、1ヶ月経った本日やっと引退式を開くことができました。本日を以て正式にギター部を卒業します。

 

 

まずは各パート、3年生の先輩にプレゼントを渡したり、写真を撮ったり、思い出話に花を咲かせたりしました。先輩の引退後は後輩を引っ張る立場になり、頼りがいのある顔つきになっていた2年生も今日は後輩としての顔になっていました。

 

その後は2年生から3年生へサプライズの演奏が贈られ、3年生から2年生へ一人ずつメッセージが贈り返されました。(泣き虫の部長は演奏のイントロで既に泣いていました。)

 

この38代を率いた3年生ですが、波瀾万丈の世代でした。コロナ禍と同時の入学で最初の2ヶ月は活動ができず、顧問が替わったこともあり歴代の積み重ねが通用しないことも多く、多くのことをゼロから作り上げる必要がありました。活動時間や活動形式の制約、終わりの見えないコロナ禍で苦しいときもありましたが、立派に務め上げてくれたと思います。顧問として改めて感謝と労いの言葉を送りたいと思います。3年間お疲れ様、そして3年間ありがとう。 

 

成人式などに代表される通過儀礼と同様に、本来途切れることのない時間に便宜上の区切りを設けることによって人は精神的な成長を自覚し、新たな境地へ踏み出すきっかけとします。ギター部での活動がそれぞれの部員の人生の糧となり、明日からまた新たな一歩を踏み出せることを顧問として願っています。

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