【校長だより】自学の文化
「自助」「共助」「公助」という概念があります。主に防災の、時に社会保障の文脈でも用いられる概念です。
これを「学び」の文脈に援用してみます。
授業は、生徒自らが主体的に学ぼうとする「自助」、生徒が互いに協力・触発し合う「共助」、先生が教える「公助」の3つが循環する学びの場と言えるでしょう。
自習室、図書館、自宅などでの学びは、黙々と、自分の意志で自分を律する「自助」が強く働く場面です。放課後の教室や職員室外に設置された自習机などでは「自助」を基本に、友達や先生に質問したりする「共助」「公助」が加味されたりもします。
防災や社会保障の文脈は別として、学びにおいては「自助」が最重要。自ら考え自ら学ぶ「自学」の力が、予測困難な未来をしなやかに生き抜く原動力となります。
中間考査期間、校内は勉強ムード一色で、放課後も自習室、教室、図書館等あちこちに生徒が残って一心に勉強している姿が見られました。本校が掲げる理念「自学の文化」の体現です。
さて、中間考査が終わり、進路行事や部活動など、多様な活動が再開しました。考査圧力がそれほど強く働かない通常の環境で、部活動などと並行して「自学の文化」を習慣として実践できるか。
真価が問われる局面です。
5月12日に届けていただいた華道部作品の、おそらくシャクヤクのつぼみが、1週間後には大きく開花しました。
多くの花が咲き誇るこの季節の中でも、格別の感があります。