重陽の節句
9月9日(水)
本日は「重陽の節句」です。元々、「重陽の節句」は、旧暦9月9日に行われた五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の一つで、菊を愛でて長寿と無病息災を願う行事です。現在は新暦の9月9日に祝うのが一般的になっています。
中国の陰陽思想で、奇数=陽が重なる日を節句としたのが起源とされます。日本には奈良〜平安時代に伝わり、宮中行事として定着したとされます。「九」が陽数で最大とされ、9月9日は「陽が重なる」ことから「重陽」と呼ばれます。
旧暦では菊の最盛期にあたり、「菊の節句」とも言われます。菊は邪気を払う花とされ、長寿の象徴として尊ばれてきました。
本日の報道で、2025年に実施したOECD(経済協力開発機構)のPISA(国際学習到達度調査)の結果が公表されたことが報じられていました。読解力、数学的応用力、科学的応用力の3分野全ての平均点で、OECDに加盟している38か国の中では1位だったということです。しかし、OECDには加盟していない「シンガポール」「北京・上海・江蘇・浙江」「台湾」「マカオ」といった日本の近隣では、これらの地域や国に明らかに後れを取っているのです。
例えば、本校生の多く生徒が受験をする「大学入学共通テスト」も「大学入試センター試験」から変更になった際、各教科の問題文等が非常に長くなり、読解力のない生徒にはかなり厳しいものになると言われてきました。また、「大学入試センター試験」の中で、いくつかの教科でマークシートだけではなく論述問題を一部取り入れるという方針が出されて、様々な学校でモニター調査が行われましたが、結果的に自己採点の精度など様々な課題が発生して、結局、頓挫してしまいました。このような経緯もあり、高校生の読解力を付けることに大きな関心が寄せられてきた経緯がありました。最近では、デジタル教科書などの普及や採用などが話題に上がった際に、北欧先進諸国でのデジタル化の普及による学力低下の問題が話題になり、デジタル一辺倒ではなく紙の教科書との併用によるハイブリッド型の活用が注目されるようになってきました。今回のPISA調査の結果を受けての様々な分析では、デジタル教材を適度に使用して学習することで学力の伸長につながったという報告もあったようです。
本校では、NIE(Newspaper in Education(教育に新聞を))という、学校などで新聞を教材として活用する教育活動の一環として、全校生徒に「朝日新聞」「読売新聞」「産経新聞」の3紙の提供を受けていて、全クラスに配布しています。事務室横のクラスボックスに入れておいた3紙を毎朝、クラスの係がとりに来てHR教室にもっていきます。是非、教室で毎日、新聞に目を通してほしいと思います。そこには、様々な記事が活字になっているのです。そうした記事を読んで、自分の中で何が書いてあったのかを一度振り返って欲しいのです。そうしたことを、日々少しずつでも行うことで、教科書の文章とは違う身の回りで起こっていることについての内容を自分なりにかみ砕いて理解をして欲しいと思います。生きた文章に触れることでも、読解力の向上につながるのではないでしょうか。
P.S 今週末に西関東大会に出場する吹奏楽部が、大会当日に演奏する演奏曲:保科洋作曲「復興」を16時30分から合宿所の2階で公開演奏をするというので聞かせてもらいました。部屋のサイズがあまり大きくないこともありましたが、とても迫力のあるよい演奏でした。西関東大会当日のコンサートホールで、今日の演奏のような音を響かせ、さらに全員の演奏がシンクロを高めてくれれば、きっと良い結果が得られるのではないかと期待をしています。ぜひ頑張ってきて欲しいと思います。