科学部 活動報告

【科学部】第68回日本学生科学賞中央表彰式に参加しました

執筆:科学部2年 奥村悠

 

12月20日金曜日、第68回日本学生科学賞中央表彰式に参加しました。日本学生科学賞では、全国から約7万作品が地方審査に出品され、そこから約300作品が全国中央予備審査に進み、さらにその上位20作品が中央最終審査に進みます。

表彰式の前には東京国際交流館で生徒交流会があり、全国の中高生と自分達の研究について紹介しあいました。また、化学物質の構造式や名称を当てるクイズや、紙でタワーを作り高さを競うゲームをして、交流を深めることができました。

その後、表彰式は東京都の日本科学未来館で行われ、中央最終審査に進んだ20作品が表彰を受けました。表彰式は、秋篠宮皇嗣殿下にご臨席を賜り、とても厳かな雰囲気の中で行われました。そして、私たちの研究は全国ベスト12に相当する「入選一等」を受賞することができました。

私たちは、「アミンで還元される交通信号反応」という研究を出品しました。この研究では、化学マジック実験である信号反応の還元剤として、従来使用されていたグルコースの代わりにアミンという物質を用いるアミン信号反応の開発に成功しました。アミン信号反応を応用すれば、医薬品や染料など身の回りの多くのものに含まれる有機窒素化合物の新たな合成法への応用が期待できます。

これまで研究に協力していただいた科学部のメンバー、家族、先生方に感謝し、今後も研究を続けさらなる発展を目指していきます。