ギター部 活動報告

【ギター部】第47回全国高等学校総合文化祭(器楽・管弦楽専門部)埼玉県代表候補選考会

選考会本番です。この日のために今まで練習を重ねてきました。

 

ご存じない方に改めて説明をしておきますと、全国高等学校総合文化祭(通称「総文祭」)は「文化部のインターハイ」とも呼ばれる全国大会で、音楽から美術から写真、科学、百人一首まで、ありとあらゆる文化部が集う大会です。その中の「器楽・管弦楽部門」という部門がギター部の所属する分野ですが、雑な言い方をすれば「歌わない、吹かない、電気を使わない西洋楽器」、具体的にはギター・マンドリン、オーケストラが該当する分野です。

 

 

会場は今年もクレアこうのすです。オーケストラピットが出ているためステージはとても広いですね。

ギター部の出番は午後からであり、感染症対策のために午後から会場入りをします。そのため午前は学校で最後の練習です。私は顧問としての役割が会場で朝からあったため、学校は他の顧問の先生にお願いをして先に現地入りです。副顧問曰く、最後の練習は悪くなく、特に高音のアルトギターはチューニングに気を付けるようにと助言を与えたようです。

 

会場に到着したら、まずは楽器の搬入作業ですが、1年生が大量入部した(そしてありがたいことにそのほとんどが退部せずに継続している)坂高ギター部は総勢64人の参加で、今回参加する学校の中では一番の大所帯です。楽器置き場の部屋に運ぶだけでも長蛇の列になってしまいます。加えて会場では50脚までしか椅子が用意されていないため、超過分は自前で椅子も持っていかなければなりません。

搬入を終え、午後の開会式に参加したら自分たちの出番まで他校の演奏を鑑賞します。

……時間の都合上2校しか聞けませんでしたが、全体的に昨年よりレベルが上がっている気がします。コロナ禍が落ち着き通常の練習ができるようになったからでしょうか。賞がとれるか少し不安になってきました。

 

 

時間がきたので楽器を準備してリハーサル室に入ります。テキパキと椅子を準備し、基礎練習で指を温め、演奏の確認をします。少し演奏が硬くなっている部分もありましたが、音量はさすがのものです。

 

本番10分前になったので、舞台袖へ移動します。坂高は指揮も生徒がやるため、演奏が始まってしまっては私にできることは上手く弾けるよう祈るだけです。観客席に戻って、他の顧問や他校の生徒と一緒に演奏を聞きます。

 

演奏自体は、まずまずといったところでした。緊張で普段弾けているフレーズが覚束なくなったり、普段は安定しているテンポが乱れたりと決して完璧ではありませんでしたが、全体的には練習の成果を発揮した演奏を届けられたかなと思います。(写真撮影は禁止なので、画像はビデオ録画の切り抜きです。)

 

 

閉会式はないため、結果発表も生徒が解散した後に顧問の打ち合わせで伝えられます。まずはギターを再び演奏業者さんに引き渡し、学校へ送ります。

 

さて、気になる結果ですが、坂高ギター部は全体6番目、パショネート賞をいただくことができました!!器楽・管弦楽部門はそもそも学校数が少なく、いわゆる県大会からのスタートですが、県で6番目と考えればなかなか悪くはありませんね。

普段通りのベストな演奏ができていればもっと上の順位が取れたかもと思わずにはいられませんが、それでもこれまで頑張ってきた甲斐があったと思います。部員たちはよく頑張ってくれました。

 

演奏した「オペラ座の怪人」は5月に予定しています定期演奏会でも演奏する予定ですので、春になりましたらぜひ足をお運びください。応援ありがとうございました。