進路指導部 活動報告

2022年3月の記事一覧

進路実現をめぐる御相談について

 2月に予定されていた「子どもの進学を考える会」の事前に、PTA進路委員会の御協力を得て、アンケートを実施させていただきました。その際、頂戴した御質問について当日、回答しようと用意しておりましたが、新型コロナ感染拡大防止の観点から会は中止になったので、この場を借りて、お伝えします。なお、進路実現にはさまざまなアプローチがあり、ここでは、最大公約数的な回答にならざるを得ないことを御了解ください。

 また、配布保護者宛通知『「第2回子どもの進学を考える会」動画配信のお知らせ』(3月8日配布)をご案内しております。併せてご高覧いただけますと幸いです。(視聴期間:3月8日より3月31日まで)。

 

Q.どうすれば学力がつきますか?

A.本校生徒は、「難関校」を目指す全国の受験生と比べた場合、家庭学習時間が足りない生徒が少なくないようです。まず、時間を確保してください(1年生:平日1時間、休日2時間。2年生:平日2時間、休日3時間。あくまでも目安)。もし、時間をかけているのに伸びないとしたら、それは空回りしてしまっているということですから、やり方を見直す必要があります。担任、教科担当に御相談ください。一般に、「家庭学習=塾、宿題」という思い込みを修正して、自分で「得意科目をさらに伸ばす」「苦手科目を補強する」など学習計画をたてそれに即して実際にできる(いわゆる「自走」できる)ことが大切と言われています。

 

 Q.進路決定はどの時期までにしたらよいのでしょうか?大学、短大、専門学校、進路の方向性もまだ悩んでいるようです。 

A.急ぐ必要はありませんが、先々後悔しないように、一番勉強が必要な四年制大学にあわせて、1年生からしっかり学習に取り組むことが大切です。ただ、時期が来れば自然に進路に関する考えがまとまる、というわけではありませんので、日頃から、新聞を読むなど社会のしくみや現状を知る努力が欠かせません。なお、看護・医療系については、複数の校種(大学と専門など)を、併願することもあるようです。

 

 Q.具体的にやりたいことがまだ決まっていない場合、どのように大学を選べばよいのでしょうか?

A.本校では、自己理解、職業理解、学問理解を学年進行に合わせて指導しています。が、3年生の出願の時期になっても、絞り切れないという生徒も少なくないと思います。そういった生徒には、入学後に専攻を選べる教養学部、リベラルアーツ系の学部や、募集単位がある程度広い大学を探すようにアドバイスしています。なお、工学部では「学部一括入学」を導入する大学が増えています。また、学部横断的に授業を選べる仕組みをもった大学や「副専攻」を設けている大学を検討してはいかがでしょうか。

 

Q.将来の目標も明確でなく…いまだ頭を悩ませています。皆さん、どうやって学部等、決めているのでしょうか?3年生や卒業生の体験談、生の声があったら是非参考にしたいです。

A.御提案ありがとうございます。本校では、3月の末、学年ごとに「卒業生体験発表会」を実施しています(昨年度は感染拡大防止の観点から動画を教室で視聴する形式で実施)。また、毎年配布している小冊子「キャリアガイダンス」には、卒業生の合格体験記を多数載せてあります。ご活用ください。

 

 Q.コロナ禍でいろんな体験ができない分、外部の方からお話を伺う機会を増やしていただけると、子ども自身幅広く考えるきっかけとなって、進路指導につながると思います。

A.御提案ありがとうございます。今年度は、1年生で例年実施している「大学見学会」ができなかったので、大学・専門学校から講師をお迎えし「分野別ガイダンス」を実施しました。また、2年生は1月にベネッセの方から「受験生としての心構え」について講演をいただきました。今後も、御提案の趣旨が活かせるよう検討していきたいと考えています。

 

 Q.指定校制度を使って進学する生徒の数や割合はどのくらいですか?

A.50名程度です。全卒業生のうち15%程度です。

 

 Q.総合型選抜、学校推薦型選抜(公募制)の場合、調査書にたくさん書かないといけないとありましたが、コロナ禍で活動が見込めない場合は何を中心に記入すればよいですか?

A.調査書の「指導上参考となる諸事項」は「取得資格、検定等」「行動の特徴、特技等」「部活動、ボランティア活動、留学・海外体験等」の三つの項目について担任が記入することになります。ここでは、志望理由書を生徒が作成するケースを想定してお答えしたいと思います。確かにコロナ禍で十分に部活動や行事が行えていない状況がありますが、限られた活動の範囲で「主体性」「協働性」といった観点から「どのように成長できたか」「今後の活動にどう活かせるか」説明できるとよいとおもいます。生徒に配布してある「キャリアガイダンス」に学期末に作成するポートフォリオについて詳しい説明を載せてありますので参考にしてください。また、高校生向けのコンテスト(〇〇甲子園等)、高大接続の企画などに積極的に参加することも大切です。なお、大前提として、お子さんが「総合型選抜、学校推薦型選抜向きか」から検討することも必要です。

 

 Q.一般選抜の併願校の数はどのくらいですか?

A.平均8校、うち本命校を3回ほどでしょうか。

 

 Q.共通テスト利用入試(私大)で入学した生徒の割合を教えてください。 

A.2021年3月に卒業した48期生の場合、のべ429人が出願し147人が合格(34%)、16人が入学しました。 

【おもな大学】大東文化大(合格16人)、東洋大(14)、東京電機大(3)、なお、法政大(法)に合格した生徒の正答率は84%、立教大(理)に合格した生徒の正答率は81%でした。

 

 Q.三者面談前に子どもと話しあっておいた方がよい点を教えてください。

A.限られた時間を有効に活用するために、例えば以下のようなことを事前に話し合っておいていただけるとよろしいと思います。

【1年生6月】

・入学して高校生活になじめたか。不安や悩みはないか

・文理選択について(将来就きたい職業、興味のある職業は。学びたい学問、興味のある学問は)

【2年生6月】

・高校生活で不安や悩みはないか

・現在の希望進路、そのために現在、どのような準備をしているか

・進路実現のためにご家庭でどの程度経済的支援が可能か(もしくは奨学金の必要性について)

【3年生6月】

・高校生活で不安や悩みはないか

・進学の場合、第1志望校は(就職の場合、希望する職種は)。なぜそこに決めたのか

・(進学の場合)どのような選抜方法を利用するのか

【3年生11月(一般選抜の生徒と保護者対象)】

・お子さんの出願プラン

・浪人もありか、否か

・自宅から通える大学のみか、下宿もありか

・受験にどのくらいお金をかけられるか、など

 

 他にも、たくさんの御質問を頂戴しましたが、スペースの関係もありこの場で回答できないことをお詫び申し上げます。