2026年5月の記事一覧
立てばシャクヤク(5月の彩り)
5月11日に華道部員が素敵な作品を届けてくれました。
▲開花する前のシャクヤクの大きなつぼみを中心に、ブプレリウムという可憐な花と、デコレーションを施したタニワタリの大ぶりの葉を配した、「たてるかたち」の作品です。
▼1週間後の5月18日には、御覧のとおりシャクヤクがゴージャスに開花しました。
「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合の花」という表現があります。
一般に、人の美しい姿と所作を形容することばとされていますが、インターネットで検索したところ、生薬の効能を表すことばでもあるとする説もあるようです。
根拠はどうかな、と調べてみたところ、小学館 精選版 日本国語大辞典によると、芍薬については「根は鎮痛・鎮静薬として煎服する」とあり、牡丹については「根皮は頭痛、関節炎、リウマチ、婦人病などの薬として煎服される」との記載がありました。気が立てば芍薬、座ってばかりで血の巡りが悪ければ牡丹、という解釈が成り立つ余地はあるようです。百合については、「鱗茎は食用ともなる」との記載はありましたが、薬効の言及は見つかりませんでした。
気になって少し調べてみると、面白いものです。
外国語科 グローバルセミナー冒頭あいさつ
5月26日(火)、外国語科1・2・3年生そろって、グローバルセミナーを実施しました。
「ことばの世界とグローバルな視点」と題してご講義いただいた内容は「坂高Day by Day」に詳述されています。
元々英語教師である校長として、外国語科の生徒の前では、なるべく英語を使って見せるよう心掛けています。
この日も冒頭のあいさつを英語で行いました。外国語の習得に特化した学習を重点的に行っている生徒たちに伝えたい思いを述べたものです。
Good morning, students.
Today, we are honored to welcome a distinguished guest from Tsudajuku University, Professor Goro Takuya, to our Global Seminar.
I understand that the title of today’s lecture is “The World of Language and Global Perspectives.” What a stimulating and inspiring theme! I hope today’s lecture will encourage you to think more broadly and deeply about languages.
I believe in the power of language. That is why I chose to become a teacher of English forty years ago. And you, too, believe in the power of language—that is why you are studying in the Foreign Languages Department of Sakado High School.
Language is a bridge between thought and expression. It enables us to share ideas, emotions, and experiences. Your words can inspire, comfort, and unite, but they can also divide and harm. I believe that you are the ones who will use language to build bridges, not barriers.
Listen carefully, think deeply, and ask as many questions as you can.
Let’s make this seminar a meaningful and memorable one.
Thank you.
要旨
津田塾大学から郷路拓也教授をお迎えしてグローバルセミナーを開催する。演題は「ことばの世界とグローバルな視点」。思考を刺激するテーマだ。本日の講義が、みなさんがより広く、より深く言語について考える契機となるよう願う。
私は言語の力を信じている。だからこそ40年前に英語教師になることを選んだ。みなさんもまた言語の力を信じている。だからこそ坂戸高校外国語科で学んでいる。
言語は思考と表現をつなぐ橋だ。思考、感情、経験を共有することを可能にしてくれる。みなさんの言葉は人を触発し、慰め、結びつけることができる。他方、分断させ、傷つけることもできる。皆さんが、障壁ではなくかけ橋を築くために言葉を使う人であることを信じる。
注意深く聞き、深く考え、たくさん質問してほしい。このセミナーを、有意義かつ記憶に残るものにしよう。