2023年7月の記事一覧
日本科学未来館を見学に行きました
7月17日、科学部で東京 江東区にある日本科学未来館を見学しました。ロボットや医療、環境、宇宙など様々な分野の展示があり、それぞれ興味を持ったものの展示を見学して学びを深めることができました。それらの展示は、文字だけでなく模型や映像など立体感のあるものも多く、あまり関心のなかった分野でも自然と興味がわくものでした。私たちの暮らしの未来を想像し、これからの自分の行動を考える良い機会になりました。
文責 科学部1年奥村悠
実験動画5
今回はビスマスについて説明します。
ビスマスとは原子番号83番、レアメタルであり、融点が271.4 ℃でほかの金属に比べとても低いです。
このビスマス結晶の、特徴的な階段状の形は骸晶と呼ばれ、角の方は結晶が成長しやすく面の成長が遅いので凹んだ形になります。
ビスマスは本来銀白色ですが動画の様に色鮮やかになるのは、表面に形成された薄い酸化被膜の構造色によるものです。構造色の身近な例には、CDの裏面やシャボン玉などがあります。
酸化被膜が厚くなるにつれて、金色から紫、青、空色、緑の順に変化していきます。
またこの酸化被膜は塩酸によって溶かすことができ、本来のビスマスの色である銀白色も観察できます。このビスマス結晶は文化祭でも販売しています。ぜひお越しください。
中学生対象 科学部部活動体験会のお知らせ
科学部の体験会に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回は科学部の部員たちとともに、液体窒素を使ったお楽しみ実験を行いたいと思います。内容は以下の通りです。
開催日:8月21日(月)13:00~14:00
場所:本校特別教室棟1階 化学室
定員:12組(1組最大中学生2名)中学生の友人同士で申し込み可。
※ 保護者同伴である必要はありません。
申込受付期間:7月21日(金)から8月18日(金)まで
申込受付方法:次のリンクからグーグルフォームで登録してください。
体験者決定方法:先着順(定員を満たした時点で締め切ります)
科学部の実験紹介4
今回は、ニトロセルロースの燃料について紹介します。ニトロセルロースは、セルロースを主成分とする脱脂綿を混酸(濃硫酸と濃硝酸の混合溶液)に漬け込むことにより合成ができます。通常のセルロースは穏やかに燃焼しますが、ニトロセルロースは一瞬で燃焼します。燃焼の比較と、ニトロセルロースを燃料とした紙ロケットを撮影しました。
ニトロセルロースは、綿火薬、またはフラッシュコットンと呼ばれ、戦時下では無煙火薬として使われました。現在では、ロケットの推進剤や手品の小道具として使用されています。
科学部の実験紹介3
今回は、エタノールロケットについて紹介します。エタノールロケットとは、エタノールの燃焼によって紙コップを飛ばす実験です。
C₂H₅OH + 3O₂ → 2CO₂ + 3H₂O
エタノールは火をつけることによって、缶内の酸素とこのような化学反応を起こします。この時に気体の体積が膨張するので、紙コップが空高く飛びます。
また、今回はエタノールが酸素と混ざりやすくするために手で温めて気化させました。