科学部 活動報告

2023年12月の記事一覧

冬季公開講座を行いました

執筆:科学部1年 荻野 桐子

  12月27日、小中学生を対象に化学実験を体験してもらうプログラムを実施しました。私たちは白衣を着て、小中学生を相手に〈草木染め〉と〈藍染め〉の実験を行いました。

 草木染めでは鉄媒染とアルミ媒染を行い、染めたハンカチの色が変化する様子を観察しました。

 藍染めでは手袋とレインコートを着用して、鮮やかな藍色のハンカチを作成しました。

 小中学生に実験の原理を教えるのは難しかったですが、相手に実験についてわかりやすく説明する方法のいい学びの場になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスパーティーを行いました

執筆:科学部1年 奥村悠 2年 渡邉

 12月23日(土曜日)

  科学部OBの方々をお招きして、クリスマスパーティーを行いました。科学部員で協力してケーキ作りをしたり、お菓子を食べたりと、とても楽しい時間をすごしました。

また、OBの方々から大学生活などのお話をいただいたので、それを今後の活動に生かしていきたいです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに今回はモンテカルロ法という実験を、ホールケーキとカラースプレーを用いて行いました。モンテカルロ法とは、数式で表すことが難しい現象をコンピュータの乱数を用いて近似解を求める方法です。これを、ケーキを使って簡単に行いました。

実験方法を紹介します。

ホールケーキに接するように正方形の枠でケーキを囲み、上からランダムにカラースプレーを振りかけます(下図)。

 

                            

 

 

 

 

 

 

(ホールケーキの面積)/(正方形の面積)と(ホールケーキにかかったカラースプレーの質量)/(枠内のカラースプレーの質量)には式1のような関係性があります。また、円の半径をrとすると式2より、

(ホールケーキの面積)/(正方形の面積)はπ/4と表されます。そして、質量と面積が関係していることから、(ホールケーキにかかったカラースプレーの質量)/(枠内のカラースプレーの質量)を式2の左辺に代入することにより、円周率を求めることができます。

(式1)

 

 

(式2)

 

 

 

 

今回の実験では、ホールケーキにかかったカラースプレーの質量が19.67 g、枠内のカラースプレーの質量が24.18 gであったため、円周率は3.25と求めることができました。

 実際の円周率にかなり近い値がでましたが、まだ誤差が大きく、実験操作の細かい調整が必要だということが分かりました。具体例としては、

・カラースプレーの粒の大きさをそろえる

・正方形の枠をしっかりと固定し、枠の下からカラースプレーが出てしまうのを防ぐ

などが挙げられます。

より正確な値を求めるためには、実験操作の改良が大切であることも学ぶことができました。

砂糖と重曹の燃焼実験

執筆:科学部2年渡邉翔瑛
撮影:科学部3年金墻倖多
 今回は砂糖と重曹の燃焼反応について紹介します。
 この実験では、砂糖が燃焼により炭になります。また、重曹は式1のように熱分解され、CO₂が
発生するので炭を膨らませます。
2NaHCO₃→Na₂CO₃+H₂O+CO₂(式1)
 そのため、内部にはたくさんの穴が空いています。

金属樹の形成

執筆:科学部2年渡邉翔瑛

撮影:科学部3年金墻倖多
 今回は塩化スズ(Ⅱ)水溶液の電気分解の実験について紹介します。
 動画左側の陰極では、式1の反応によってスズの単体が析出します。
Sn²⁺+2e⁻→Sn (式1)
 このスズが伸びていく様子が枝分かれした樹木のように見える面白い実験です。

みんなでさつま芋掘りと飯盒炊飯を行いました

執筆:1年 障子口蒼 

11月18日(土曜日)、本校職員のお宅にお邪魔して、さつまいも掘りや飯盒炊飯などの体験をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍬を使ってさつま芋堀りをしたり、火起こしをしたり、普段の生活では経験できないようなことを行いました。収穫したさつま芋は焚き火で焼いて、蜜のあるとても美味しいものを食べことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またアルミ缶を使った飯盒炊飯にも挑戦しました。火が消えないようにと、約30分間一生懸命に取り組みました。少し固めでしたが、美味しいお米が炊けました。

今回の活動はとても貴重な体験になりました。