2024年7月の記事一覧
【科学部】クワガタの標本作成体験をしました!
執筆:科学部2年 奥村悠
7月30日、坂戸高校科学部OBで昆虫採集家。昆虫に関する知識を深めると共に、標本作成の方法を学ぶことができるとても貴重な経験となりました。
【科学部】青少年のための科学の祭典に参加しました!
執筆:科学部2年 吉田舞玲
7月28日(日)東京都の科学技術館で行われた「青少年のための科学の祭典」にボランティアスタッフとして参加しました。「青少年のための科学の祭典」とは、理数分野、科学技術分野の実験や工作を一同に集め、来場者に楽しんでもらうイベントです。
私たちはそこで、ガラスペンダントの製作体験のボランティアや、研究発表の聴講、科学の実験など、様々な体験をしました。
私たちは越谷北高校の茂串先生が出展している「ガラスのペンダントを作ろう」ブースでボランティアスタッフをさせていただきました。事前リハーサルでは、実際にガラスのペンダントをつくらせていただき、ガラスの性質についても学ぶことができました。本番では、私たちが担当したブースは大盛況でした。体験に来られた方のほとんどが小学生で、易しい言葉で丁寧にわかりやすく説明しなければならず、少し苦労しましたが、多くの子供たちが楽しく参加してくれている様子をみて、うれしく思いました。
一般のガラスは、硅砂(けいしゃ)と呼ばれる二酸化ケイ素を多く含んだ石英砂を原料に作られています。ガラスに色を付ける着色剤には、微量の金属や金属化合物を用いるのが一般的です。加える金属や金属化合物の量、ガラスの中での散らばり具合、加熱する温度などによって色が濃くなったり薄くなったりし、同じ金属化合物を用いてもガラス融解時の酸素濃度によって色が変わります。
【科学部】ヒンメリワークショップでの体験
執筆:科学部1年 浅見瑞貴
7月21日に、ヒンメリ作家の新井さん、浅見さんを坂戸高校にお招きして、ヒンメリワークショップを開催しました。
ヒンメリは、フィンランドで生まれたライ麦の藁を使った伝統的な造形品で、藁に糸を通しそれらを繋いで、様々な幾何学模様を形作ります。
今回は最も簡単な正八面体のヒンメリの制作にチャレンジしました。
大小二つの正八面体を作りましたが、小さい正八面体を大きい正八面体の中に入れることで、より美しいものを作る事ができました。
また、三角形の組み合わせ方でより複雑な幾何学模様を作ることができると知り、ヒンメリに無限の可能性を感じました。その後、科学部で育てている藍の葉を使ってたたき染め体験も行いました。
今回学んだことを日々の学校生活や部活動に活かしていきたいです。
【科学部】ホタルの光を楽しみました!
執筆:科学部2年 奥村悠
7月8日、陶芸家の水口博之さんからヘイケボタルを譲っていただきました。化学室内を暗くし、部員みんなでホタルの観察をしました。黄緑色の光が小さく輝き、とてもきれいでした。
ゲンジボタルとヘイケボタルの違いを紹介します。
ゲンジボタルは体長が約15 mmで光り方が強いです。大きくてきれいな川に生息し、本州、四国、九州に分布します。それに対し、ヘイケボタルは約10 mmと比較的小さく、光り方が弱いのが特徴です。少し汚れた川でも生息でき、北海道、本州、四国、九州に分布します。また、それぞれの名前の由来については様々な説があります。その一つに、ゲンジボタルは源氏物語の主人公「光源氏」から、ヘイケボタルはゲンジボタルに比べて小型で光が弱いことから源氏に滅ぼされた平氏にちなんで名付けられたという説があります。
ホタルが光る仕組みについて紹介します。
ホタルのお尻とお腹の間には「発光器」と呼ばれる部分があり、その発光器の中には「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」という二つの物質があります。エネルギーの貯蔵や利用にかかわるATPにより活性化されたルシフェリンはルシフェラーゼにより酸化ルシフェリンになります。この酸化ルシフェリンが光を発します。また、電球のような光源は光の放出に熱を伴いますが、ホタルが蛍光する化学反応では光エネルギーへの変換効率が良いためほとんど熱を発しません。
下にホタルが光る様子の動画を掲載します。