科学部 活動報告

2024年9月の記事一覧

【科学部】子ども食堂での実験体験

執筆:科学部1年 浅見 瑞貴

 

8月23日金曜日に、「子ども食堂やまちゃん」にお邪魔させていただきました。

子ども食堂とは安価、または無料で栄養のある食事やあたたかい居場所を提供する社会活動です。この「子ども食堂やまちゃん」のような場所が、全国には9000箇所以上もあります。

科学部で部屋をお借りして、様々な人が見て、触って楽しめる、光る人工いくらを作る体験を行いました。

アルギン酸ナトリウム(昆布のぬめりの成分)水溶液をタレビンで取り、塩化カルシウム水溶液に一滴ずつ落とすことで人工いくらを作りました。アルギン酸ナトリウム水溶液には蛍光塗料が混ぜてあるため、ブラックライトを当てると人工いくらが光ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、蛍光に関係したものを展示したり、ブラックライトで光るチョークを用意して、子どもたちに絵を描いてもらいました。どの絵も個性が豊かで、多くの画伯がうまれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段の部活動とは違った新しい場所から多くのことを学び、とても有意義な時間となりました。

 

 

【科学部】魔法のキャンディー⁉

執筆:科学部2年 奥村悠

 

 今回は、キャンディーを使った過マンガン酸カリウム(KMnO4)の還元反応の実験について紹介します。

 紫色のKMnO4は酸性条件下で還元すると、ほぼ無色のMn2+が生じます。ところが、強アルカリ性条件下では緑色のMnO42-が生じます。

 今回の実験では、NaOHを用いて溶液を強アルカリ性にしています。また、キャンディーの中に含まれる糖は還元作用を持っています。強アルカリ性の溶液に紫色のKMnO4をとかし、キャンディーを用いて徐々に還元させることで、溶液はきれいな緑色に変化します。

【科学部】文化祭!

執筆:科学部2年 奥村悠

 

8月31日、9月1日に、坂戸高校の文化祭であるやなぎ祭がありました。科学部では、信号反応や電気ペン、ルミノール反応といった実験体験のブースを設置しました。多くの来校者の方々に楽しんでいただくことができました。実験の演示や説明は、伝わりやすい発表をする良い練習の機会になりました。物品販売では、染物のハンカチやビスマスの結晶、ライ麦で作ったヒンメリを販売しました。

また、今回は川越いものこ作業所さんの商品を販売させていただきました。どの商品も魅力的なもので、完売かつ見本まで売り切れてしまう商品もありました。

地域連携で実現した科学部の物品販売も、実験体験も、大成功でした。