科学部 活動報告

2024年12月の記事一覧

【科学部】第68回日本学生科学賞中央表彰式に参加しました

執筆:科学部2年 奥村悠

 

12月20日金曜日、第68回日本学生科学賞中央表彰式に参加しました。日本学生科学賞では、全国から約7万作品が地方審査に出品され、そこから約300作品が全国中央予備審査に進み、さらにその上位20作品が中央最終審査に進みます。

表彰式の前には東京国際交流館で生徒交流会があり、全国の中高生と自分達の研究について紹介しあいました。また、化学物質の構造式や名称を当てるクイズや、紙でタワーを作り高さを競うゲームをして、交流を深めることができました。

その後、表彰式は東京都の日本科学未来館で行われ、中央最終審査に進んだ20作品が表彰を受けました。表彰式は、秋篠宮皇嗣殿下にご臨席を賜り、とても厳かな雰囲気の中で行われました。そして、私たちの研究は全国ベスト12に相当する「入選一等」を受賞することができました。

私たちは、「アミンで還元される交通信号反応」という研究を出品しました。この研究では、化学マジック実験である信号反応の還元剤として、従来使用されていたグルコースの代わりにアミンという物質を用いるアミン信号反応の開発に成功しました。アミン信号反応を応用すれば、医薬品や染料など身の回りの多くのものに含まれる有機窒素化合物の新たな合成法への応用が期待できます。

これまで研究に協力していただいた科学部のメンバー、家族、先生方に感謝し、今後も研究を続けさらなる発展を目指していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【科学部】東京理科大学鈴木助教の授業を受講しました

執筆:科学部2年 吉田 舞玲

 

12月21日(土)、東京理科大学助教の鈴木先生をお招きし、特別実験を実施していただきました。今回の実験では、「科学と芸術を結ぶ」をテーマに酸化銅(Ⅰ)の薄膜干渉に関する実験を体験しました。

薄膜干渉とは、薄膜の上面及び下面で反射した光が干渉し、膜の厚さや光の波長に応じて様々な色が観察できる現象です。この現象はシャボン玉や昆虫の羽、貝殻の内側など、日常生活で身近に見ることができます。

銅板をホットプレートの上で加熱すると表面が酸化され、酸化銅(Ⅰ)の膜(酸化被膜)が形成されることで、薄膜干渉を観察することができます。加熱時間によって、形成される酸化被膜の厚さが変化するため、下の写真のように様々な色を表現することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【科学部】第68回日本学生科学賞 中央最終審査がありました。 動画あり

執筆:科学部2年 奥村悠

 12月15日、第68回日本学生科学賞 中央最終審査があり、オンラインでの質疑応答がありました。地方審査に出品された約7万作品の中から、約300作品が全国中央予備審査に進み、さらにその中の上位20作品が今回の中央最終審査に進出しています。私たちの研究発表もその一つに選出されていました。

質疑応答は二回に分けられ、一回目は5分間のプレゼンテーション動画の放映の後で10分間、二回目は動画の放映なしで5分間の質疑応答を受けました。多くの感想や質問をいただき、今回の研究に興味を持っていただけているように感じました。

結果は、12月20日に行われる表彰式での発表となりますが、良い結果になることを期待しています。また、今回の質疑応答でのご指摘やアドバイスをもとに、さらに研究を進めてきます。

当日の発表動画はこちらから視聴することができます。

https://youtu.be/G0GA_qlC5HE?si=RbEgNkgCLG0zPhiy

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【科学部】片柳小学校に行ってきました

執筆:科学部1年 篠原凜音

 12月12日、坂戸高校の隣にある坂戸市立片柳小学校の理科クラブに行き、小学生たちと一緒に青写真という葉脈を置いた紙にブラックライトを当てて化学反応で絵を描く実験をしました。

 普段の高校生活では同世代の子供たちと関わる機会が多く、私たちよりも幼い子供たちと関わる機会があまりなかったので、今回関わってみて小学生の斬新な考え方や面白い観点を知ることができてとても楽しかったです。

 今後もこのような活動を続けていきたいです。