科学部 活動報告

2025年4月の記事一覧

【科学部】『アロマテラピー講座』

執筆:科学部1年 福島芽依 澤田成美

 

 4月26日(土)に、北坂戸駅近くでアロマデザインカフェアンジーを経営している戸田雅子様を、講師として学校にお招きして、アロマテラピー講座を行いました。

 初めに、アロマテラピーや精油についてのお話がありました。アロマテラピーとは芳香療法のことで、いい香りを嗅いでリラックスできたり、精神を一定にしたりする効果があります。また、精油は植物から採れる揮発性の化学物質で、それぞれ特有の香りを持っています。

お話の後は、アロマスプレーと発砲入浴剤づくりを体験しました。

 アロマスプレーでは、レモングラスやペパーミントなどの自分の好きな香りを加えてオリジナルのものをつくりました。どの香りも、うっとりするようないい香りでとてもリラックスできました。

 発砲入浴剤は、重曹、クエン酸、天然塩に精油を加えてつくりました。家庭にある材料で作ることができるところが魅力的だと思いました。今回は無色で作りましたが、ココアや抹茶などで色を付けることができます。

 今回の講座で、アロマテラピーについて深く知り、体験することができた、有意義な時間を過ごせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【科学部】ひがしさかどマルシェに出店しました

執筆:科学部2年 荻野 桐子

  3月20日に東坂戸団地で科学部が主催し開催された「ひがしさかどマルシェ」に、生徒会役員や有志の生徒もボランティアとして参加し、出店を行いました。「ひがしさかどマルシェ」では、さまざまなワークショップや洋服の交換会が開催されました。私たちは商店街の一角をお借りし、「美しい構造色の世界展」と題して、構造色に関する展示・販売・体験ができるブースを出店しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構造色とは、物質の微細な表面構造によって生じる色のことです。シャボン玉の虹色も、その一例として挙げられます。 

太陽光にはさまざまな色の光が含まれています。その光がシャボン玉の膜に当たると、特定の色の光が強く反射され、別の色の光は弱く反射されます(この現象を「薄膜干渉」といいます)。どの色の光が強く、または弱く反射されるかは、膜の厚さによって決まります。シャボン玉の膜は場所によって厚さが異なるため、強く反射される光の色も場所ごとに変わり、それが私たちの目には虹色に見えるのです。

 このシャボン玉の構造色を内側から観察してもらうため、巨大なシャボン玉の中に入る体験コーナーを設置しました。

 また、シャボン玉の膜と同様に、金属の表面に薄い緻密な酸化被膜を形成することで、薄膜干渉が起こり、金属を構造色で彩ることができます。たとえば、銅箔をホットプレートで加熱すると、空気中の酸素によって酸化され、表面に酸化被膜が形成されることで、銅箔が虹色に変化します。私たちは、この銅箔を葉脈に貼り付け、キラキラと虹色に光る「葉脈しおり」を作る体験コーナーを設置しました。

 さらに、販売ブースでは、酸化被膜による構造色によって青い光沢をもつ金属・ビスマスの結晶を販売しました。また、展示ブースでは、構造色の仕組みを解説するポスターのほか、玉虫や孔雀の羽といった構造色をもつ実物を展示し、来場者が実際に手に取って観察できるようにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のマルシェでは、さまざまな世代の方々と交流することができ、とても有意義な時間を過ごせました。