科学部 活動報告

2025年12月の記事一覧

【科学部】ご縁のお家でガラスのペンダント作り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

執筆:科学部1年 澤田成美

  12月27日土曜日、地域の子育て支援施設「ご縁のおうち」で実験教室を開催し、「ガラスのペンダントを作ろう」という実験を行いました。

 

 この実験では、オリジナルのガラスのペンダントを作りました。ヴェネチアンガラスの上に、ミルフィオリを乗せ、850℃に温めた電気炉に入れて溶かし、40分間サーキュレーターで冷まして、紐をつけると、オリジナルのガラスのペンダントを作ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェネチアンガラスとは、約1000年の歴史を持つ、北イタリアの伝統的なガラスです。鉛を使わないソーダ石灰石で作られているため、温かみのある優しい色彩を表現できます。また、ミルフィオリは、金太郎飴のように模様が入っているガラスのチップです。イタリア語の「Millefiori」は、日本語で「千の花」という意味を持ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子どもたちは、好きな色のガラスとミルフィオリを一生懸命選び、個性豊かな美しいペンダントを多く生み出しました。完成したペンダントを見て、「すごくきれい!」と喜んでもらえたので、とても嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

首にかける紐は、刺繍糸3本で三つ編みをして作ることができます。細かい作業でしたが、子どもたちは最後まで集中して取り組んでいました。

 今回の実験教室を通して、子どもたちとの接し方を学ぶとともに、科学の面白さ、美しさを体験によって伝えることができました。協力してくださった「ご縁のおうち」の皆様、ありがとうございました。

【科学部】総探発表会に参加しました

1年 並木 春

 12月25日(木)に日本薬科大学にて、探究活動生徒発表会に参加しました。

科学部では今回、「ガラスのペンダントいじってみた」と「香りも化ける信号反応〜ベンジルアミン酸化物はアーモンドの香り〜」の2つの研究についてポスター発表を行いました。

  「ガラスのペンダントいじってみた」では、今年の夏に県立越谷北高校の茂串先生からガラスのペンダントを教わり、それを科学部が定期的に行っている公開講座や地域交流などに発展させていくために挑戦したことについて発表しました。

 また、先日、日本学生科学賞にて環境大臣賞を受賞することができた「アミン信号反応における酸化生成物の特定〜ベンジルアミン酸化物はアーモンドの香り〜」では、一般の方々にも知ってもらえるようにまとめて発表しました。

  どちらの発表も県内の高校生や先生など多くの参加者に発表を行い、新しい視点での意見や質問をいただきました。また、他の学校のポスター発表を聞いて意見交流を行い、口頭発表を聞いての質疑応答など、このイベントを通してとても貴重な経験ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【科学部】第69回日本学生科学賞 中央表彰式に参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

執筆:2年 篠原 凜音

12月19日(金)、第69回日本学生科学賞中央表彰式に参加しました。日本学生科学賞には、全国から約7万作品が地方審査に出品され、その中から約300作品が全国中央予備審査に進み、さらに上位20作品が中央最終審査に進出します。表彰式に先立って行われた生徒交流会では、全国の中高生と互いの研究内容を紹介し合いました。また、班のメンバーと協力して紙のみを用いて強度の高い橋を作る活動や、いくつかのヒントと自身の知識をもとに、お題となる数字を導き出すクイズにも取り組みました。これらの活動を通して、研究分野を超えた交流を深めることができました。その後、東京都の日本科学未来館にて中央表彰式が行われ、中央最終審査に進出した20作品が表彰を受けました。表彰式には秋篠宮皇嗣殿下にご臨席を賜り、厳かで非常に貴重な雰囲気の中で執り行われました。その結果、私の研究は全国第3位に相当する「環境大臣賞」を受賞することができました。

私が出品した研究の題目は、「香りも化けるアミン信号反応」です。昨年度の先輩方の研究において、化学マジック実験として知られる信号反応の還元剤にベンジルアミンを用いた場合のみ、油状の物質が生成されていることが発見されていました。そこで今年度は、この油状物質の正体を明らかにすることを目的として研究を行いました。その結果、生成物が酸化物であるベンズアルデヒドであることを特定することができました。従来、ベンジルアミンからベンズアルデヒドを生成するためには、強力な酸化剤や環境負荷の大きい金属触媒を使用する必要がありました。しかし、今回のアミン信号反応では、空気中に無尽蔵に存在する酸素を用いることで、ベンジルアミンからベンズアルデヒドを生成できることが分かりました。このことから、本反応はグリーンケミストリーに配慮した有機合成反応への応用が期待されます。また、本研究について秋篠宮皇嗣殿下に直接ご説明する機会をいただき、温かいお言葉やご質問を賜りましたことは、大変貴重な経験となりました。

さらに、今回の成果によりISEF(国際学生科学技術フェア)への出場内定を獲得することができました。これまで研究に協力してくれた科学部のメンバー、支えてくれた家族、そしてご指導いただいた先生方に深く感謝するとともに、今後も研究を継続し、さらなる発展を目指していきたいと考えています。