ギター部 活動報告

2023年3月の記事一覧

【ギター部】約80本の楽器を点検していただきました

本日は楽器点検をしていただきました。点検をしていただいたのは普段ギターや備品の注文でお世話になっているイケガクさんです。

 

クラシックギターは質のいい木材を切り出し、それらを接着剤等を用いて組み合わせることで楽器としての機能を果たします。木材を使っているがゆえに繊細な楽器であり、苦手な環境が沢山あります。高温でもダメ、低温でもダメ、多湿でもダメ、乾燥していてもダメ、落とす・ぶつけるなんて以ての外です。手入れや管理を怠ると、見た目に変化がなくても音の変化として如実に違いが出ます。

部員がギターを運ぶときには「人間の骨は折れてもくっつくけど楽器は壊れたら元には戻らないから、自分の骨を折ってでもギターはかばいなさい」と冗談半分に指導しますが、本当にそれくらいの気持ちで扱う必要があります。某漫画の登場人物の言葉を借りるなら「蝶よりも花よりも丁重に扱」わなければなりません。

とはいえ、どれだけ丁寧に扱おうとしても、部活という環境では厳格な温度・湿度管理はできません。どうしても意図せずぶつけてしまうことはあります。また、ギターには常に6本の弦が張ってありますが、この弦の張力(引っ張る力)は30~40kgになると言われており、その力で徐々にギターが歪んでくることもあります。

 

ということで、定期的に点検をし、目に見える異常も目に見えない異常も見つけていただき、必要に応じて修理や対策を講じることでギターを長持ちさせます。部員が60人と大所帯なので、イケガクの方も2名で作業を進めてくださいました。

ネックの反りなどによるピッチのズレ、ボディの響き、ブリッジやネックの接着の剥がれ・浮き、弦高など、慣れた手つきで確認作業が進められました。プロの方が無駄のない動きで道具を扱うのは、それを見ているだけで気持ちが良くなります。点検後には一人ひとりにギターの状況などを丁寧に説明してくださいました。

 

休みなく点検していただいても2時間半かかりましたが、個人所有のプライムギターも部活の備品の特殊ギター類も全て無事に点検が完了しました。一部早急な修理が必要なものもありましたが、預けると一か月以上の入院になってしまうので、ひとまずは定期演奏会まではごまかしながら使い、定演後に修理を依頼するということになりました。

お金の問題もないわけではないですが、何よりもいい演奏をするために、演奏のモチベーションを上げるために、楽器を大切に扱うことと楽器を取り扱うための知識の重要性を再認識しました。

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【ギター部】先輩と後輩と

卒業したばかりの3年生が練習の見学に来てくれました。現在練習している曲はSoundRiver(通称サンバ)ですが、この曲は坂高ギター部伝統の曲で毎年定期演奏会で演奏する曲なので、引退した部員が楽譜を見ずとも即座に指導ができる曲です。

今年の一年生は練習熱心で、まだ定期演奏会まで時間がある割にある程度まで弾けています。それでもサンバを2年間弾き込んで聴き込んだ先輩の耳には粗さがすぐわかったようで、合奏後には適切な指摘をしてもらいました。

 

また、春休みに入って新入生の部活見学もちらほら見えるようになってきています。本日は2人の新入生が見学に来てくれました。

色々な部活を見ているようでしたが、ギター部は特に中学校にはなかなかない部活だと思うので、ぜひ見学に来てどんなことをやっているのか自分の目と耳で確かめてください。(とは言っても楽器体験もできないですし、何なら特別なおもてなしもできず、見学してもしょうがないようなパート練習や譜読みなどをしている可能性が高いですが。)

練習時間や休みのこと、お金のこと等、特に聞かれて困る質問はないので気になることはぜひ積極的に聞いてくださいね。

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【ギター部】引越し(春)

終業式を終え、長期休業に入ります。それと同時にやってくるもの、そう引越しです。

 

普段は合宿棟を練習場所としてお借りしているギター部ですが、長期休業中は運動部を中心とする他部活の合宿での使用のために引越しをします。引越し先は毎度おなじみになった会議室です。

現在坂戸高校では教室のエアコン入れ替え工事をしており、また年度末であるために会議室は職員の会議でも使用するので、引越しができる時間が限られています。しかし、長期休業の時期の定例行事であり、もう何度目かわからないくらいの作業なのでスムーズな進行で片付けや運搬を済ませました。「風が吹けば桶屋が儲かる」ならぬ「コロナ禍が収束すればギター部の引越しが早くなる」ですね。

 

ただ、如何に慣れてもどうしようもない問題が一つ。会議室は60人で演奏するには広さが足りません。どなたか、坂高にギター部専用のホールをください……。部員数が増えたことによる嬉しい悲鳴ですね。

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【ギター部】UR演奏(北坂戸音楽ライブ)のアーカイブ映像

3月4日に行った北坂戸団地での演奏のアーカイブ映像が配信されました。下記のURLからUR都市機構のHPまたはUR都市機構のYoutube公式チャンネルへアクセスしていただきご覧ください。

著作権申請の都合を含めた諸般の事情により、演奏動画をギター部公式としてあまり上げられておりませんので、今回の動画を通して活動の雰囲気を感じていただければ幸いです。

 

https://www.ur-net.go.jp/news/20230315_touchin_kitasakado.html

https://youtu.be/f71uBI_NxRM

 

ご視聴いただいたら高評価ボタンを忘れずに!

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【ギター部】坂高ギター部 × UR都市機構

今日はUR都市機構からの依頼による北坂戸団地での演奏を行いました。

 

とはいえ、2月の上旬から3月頭までは考査期間、学年末考査、埼玉県公立高校入試と続くため部活動が停止になる(入試期間中の土日や祝日などには活動もできたのですが、部員にやるか聞いたら「やらなくていい」とのことでした)ので、最近は練習ができていませんでした。もちろん演奏のお話し事自体は数か月前からいただいていましたし、直前に練習ができないことは織り込み済みのはずです。さて、部員たちの練習計画は順調だったのか、本日はそれが試されます。

 

部員はいつもの登校と同じような時間に、いつもの北坂戸駅で降り、しかしいつもの東口とは反対の西口から北坂戸団地へ向かいます。到着してから開場までの約2時間は会場や流れの確認をしました。

 

控室でチューニング等の準備をし、

 

 

(YOUTUBEでのライブ配信用の)カメラの映り方や椅子の配置を確認し、

 

 

MCの喋り方などを練習しました。

 

 

特にMCは曲紹介や演奏者紹介などを交えながら話しますが、今回の来場者は北坂戸団地の居住者の方に限定され全体的に高齢者が多いため、かなーりゆっくり・はっきり喋る必要があります。開演までにURの方とそのあたりの調整を入念にしておきました。

 

いざ開演すると、後は演奏をするだけです。

今回の会場は北坂戸団地の集会場で、演奏場所も数メートル四方くらいのため、人数も最大10人程度のアンサンブル形式です。全体では約30人くらいで参加しましたが同時に全員で出演するわけではないので、待機中は控室でライブ配信を見ます。

みんな演奏開始直後は緊張しているようでしたが、会場のおばあちゃん・おじいちゃんたちの温かな雰囲気のおかげですぐにいつも通りの演奏に軌道修正できていたようでした。

私も顧問二人での二重奏と、独奏で演奏をしましたが、三方を壁に囲まれている空間で音がよく反響する会場だったため、とても演奏しやすかったです。

 

演奏会終了後は全員でお帰りの方のお見送りをしましたが、優しそうなおばあちゃんから「よかったです」と言ってもらえたり、陽気そうなおじいちゃんから「ブラボー!」と声をかけていただき、部員一同出演してよかったという気持ちになりました。

ありがたいことに、会場にいらっしゃっていた方から2件ほど来年度の演奏依頼をいただきましたので、新年度のスケジュールを確認して、できる限りご期待に沿えるようにしたいと考えています。

今回の演奏を、坂高ギター部が地域に根差していくきっかけにしたいです。

 

※演奏の様子はテロップ等の編集作業を経て(著作権の都合により一部の曲を除いて)アーカイブ配信されるようなので、その際は改めてご連絡いたします。

 

UR都市機構 丸山様、貴重な機会をいただきましてありがとうございました!

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